プロダクト開発部マネージャー兼テックリードからプロダクト開発部マネージャーへ

みなさん、こんにちは!プロダクト開発部マネージャーの @m3m0r7 です。 10 月 1 日時点で、実はプロダクト開発部所属のエンジニアが 13 人ほどとなり、プロダクト開発部の組織編成そのものを考え直す機会が訪れました。


プロダクト開発部自体は、エンジニア正社員第 1 号の私ともうひとり業務委託の方がいるエンジニア 2 名体制から昨年 2020 の 4 月にスタートしました。 もともと何から整備すればいいのか、何をしたらテクニカルな最適化が行えるのか、組織最適化などの前提条件が一切土台がないフェーズからのスタートでした。

私の前に居た前任のエンジニアが作った SaaS 上のシステムで既存のオペレーションが回っていたのですが、日が経つにつれて、その SaaS はバンドルされたファイルしか残っていなかったなどいくつかの理由で掌握できないシステムと化し、最終的にメンテナンス不能な状態にまで陥りました。

詳しくは以下のスライドをご覧ください。

speakerdeck.com

ここから、組織が掌握できるシステムへ移行するために何をするべきかロードマップを敷き、そして既存のオペレーション改善など推し進めるためエンジニアの採用を加速させ、 昨年から各種イベント、例えば PHP カンファレンスなどへ積極的にスポンサードしていくようになりました。

採用がうまくいかない月もあり、歯がゆい時期もありましたが、メンテナンス不能なものを「MADRAS」と呼ばれる社内システムへの リプレイスを推し進めるために、プロダクト開発の傍らにエンジニアを募り、新しくジョイン、そして信じて付いてきてくれたエンジニアたちの助力もあり、今年 2021 の 7 月にようやく 1 年ほどの月日をかけ、祈願のシステムリプレイスを果たしました。 システムリプレイスに至る過程は次の機会に記事にまとめられたらと思います。

MADRAS への移行インタビューは以下です。

note.com

そして、昨年はあまり見えていなかった会社として本当はやりたいことなどが、システムリプレイスを伴って出てくるようになってきました。 やりたいことに対して、圧倒的にエンジニアが足りなさすぎる、常々そう思いながらプロダクト開発をしている傍らで採用活動を続け、今では 13 人ほどの組織規模となってきました。


前置きは以上にして本題に入ります。もともとプロダクト開発部では「フロントエンドチーム」と「バックエンドチーム」の大きな括りで採用と組織運用を続けていたのですが、ある時不都合をいくつか感じるようになりました。

それは、テックリード業を兼任していた私にメンションが集中してしまう私自身が単一障害点になってしまっていたことです。私は、組織運用として誰かの意思によって過剰に左右される、または停滞するような組織設計は健全ではないと考えていた中で、相反する状況だなと感じてきました。

個人ではなくチームが意思決定をすべきであり、我々はチームで行動をすべきという考えのもと、このままでは良くないと考え組織設計を見直すことにしました。

スキルの得意領域で分断するのではなく、プロダクトに対する専門性を軸にチームそれぞれの得意なドメインを作ることで、チームが意思決定し、チームが行動できるように編成を行いました。

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いま現状、プラットフォーム開発セクションが主軸となっていますが、ここから来年 2022 には実際にお客様に提供するサービスを設計・開発・運用する「ユーザーサービス開発セクション」を設立する予定です。

そして、私自身は組織設計、採用活動、技術投資・予算に係る業務に主軸を置くためテックリード業から離れ、現場は設立したチームのチームリードに一任して、プロダクト開発部マネージャー兼テックリードからプロダクト開発部マネージャーへと役職転換しました。

急成長を続ける組織の中で、どのようにうまく立ち回り、エンジニアが働きやすい環境を作れるか、どのように組織設計をすればプロダクト開発が円滑に回るかなど、常々熟考しています。

チームとしての能力が最大限に発揮されるように試行錯誤を重ねている組織で働いてみたいエンジニアを、積極採用中です!